洗浄工程プロセスの種類

CLEAN PROCESS CATEGORY

工業用洗浄の代表的な洗浄工程プロセスについて

♦従来型 有機溶剤洗浄機の工程

代替フロン・塩素系洗浄剤・臭素系洗浄剤 等

塩素・臭素系等 有機溶剤系

従来型 3槽式洗浄機

超音波洗浄+超音波洗浄+ベーパー洗浄/乾燥の3槽式洗浄工程プロセスです。

ベーパー槽で、蒸留再生機を兼ねるか、又は汚れ量が多い場合は、別途蒸留再生機を併設して蒸留再生を行っています。

この洗浄機に炭化水素液洗浄剤、水系洗浄剤、準水系洗浄液を入れて使用することはできないことと、改造も困難な為、「代替洗浄」をご検討の場合、洗浄機の更新を推奨させて頂きます。

※ 一部省略している回路系統もございます点、ご了承願います。


♦炭化水素系 洗浄工程

炭化水素系洗浄剤・グリコール系洗浄剤 等

炭化水素・グリコール系

減圧ベーパー仕様

超音波洗浄+超音波洗浄+減圧ベーパー洗浄/真空乾燥の3槽式洗浄工程プロセスです。

ベーパー槽で、蒸留再生機を兼ねるか、又は汚れ量が多い場合は、別途蒸留再生機を併設して蒸留再生を行っています。

 

洗浄機の構造は異なりますが、従来型の洗浄フロー(超音波洗浄+超音波洗浄+ベーパー/乾燥)と、似たプロセスを組めることが最大の特長です。

※ 一部省略している回路系統もございます点、ご了承願います。


炭化水素・グリコール系

熱風乾燥仕様

超音波洗浄+超音波洗浄+熱風乾燥の3槽式洗浄工程プロセスです。

炭化水素ベーパー/乾燥の構造が確立される前の初期モデルと言えますが、

真空システムを使わない分、設備コストを安価に抑えることができます。

※ 一部省略している回路系統もございます点、ご了承願います。


炭化水素・グリコール系

コ・ソルベント仕様

超音波洗浄+超音波洗浄+フッ素系液置換/ベーパー/乾燥 の3槽式洗浄工程プロセスです。

第1、2槽で汚れ成分をとる洗浄、第3槽のフッ素系溶剤は主に乾燥用途となる。乾燥性の良いフッ素系溶剤なので低温でベーパー乾燥が行えることと、乾燥性の良さから高品質が得られる。

デメリットは、フッ素系溶剤の購入単価が高価であること。

※ 一部省略している回路系統もございます点、ご了承願います。


♦水系・準水系 洗浄工程

水系・準水系洗浄剤 等

水系・準水系

5槽洗浄工程

第1槽洗浄剤で洗浄した後、プレリンス、そして純水等で仕上リンスが更に2槽くらい必要となり、その後乾燥槽で乾燥工程になりますが、水は乾燥時間を要するので、乾燥槽を追加したり、エアーブロー槽を追加したりすると、洗浄機の工程プロセスが長くなるのが弱点でもあります。

また、廃液を軽減させる目的で油水分離ユニットをつける仕様もありますが、水系洗浄剤は基本的に蒸留再生が出来ないため、廃液処理や洗浄剤の濃度管理という手間が発生します。

※ 一部省略している回路系統もございます点、ご了承願います。


以上が洗浄工程の基本形となります。(解説を分かりやすくするため、省略している配管系統もあります点、ご了承願います。)

工業用部品洗浄では、加工内容やお客様ごとの特殊事情等により、標準仕様という例が少なく、多少異なる箇所もありますが、おおよそ以上のパターンに分けることができます。

一部特殊ケースもありますが、大半はこれら基本形をベースに、洗浄工程をまとめていきます。

 洗浄プロセスにも、種類ごとに特長もあれば、課題点もあります。
  お客様がお求めの洗浄対象製品と汚れ対象で、洗浄剤を絞り込みを行い、同時に課題点も考慮しながら、どの分類の洗浄剤が適当かを選び、これに合う洗浄プロセスを検討していきます。
 人(作業環境)と地球環境と生産コストにやさしい洗浄をテーマに、
  環境規制を遵守しながら、お客様ごとに適切な洗浄剤や洗浄プロセス検討をお手伝いさせて頂きます。

スカイクリーン各種シリーズ、各種洗浄機等、

詳細は【商品ラインナップ】各種ページをご参照ください。

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